今週の風の詩
第3957号 クリスマスキャロル(2024.12.15)
クリスマスキャロル
すみれ(ペンネーム)
友人から、「師走に見に行くクリスマスキャロルの舞台が心に沁みる」との便りがありました。
娘が小さい頃、映画やディズニービデオで見た『クリスマスキャロル』は、守銭奴で冷酷、嫌われ者の主人公スクルージが映像によってデフォルメされていたことから、今も強烈な印象があります。家に残っていた、岩波少年文庫を読んでみると、少年文庫?むしろ、この物語は家族や他人への愛を忘れた大人の為の物語でした。
産業革命後の英国で、貧困極まる社会背景ですが、クリスマスを祝い、明るく生きようとする人々の健気な姿が描かれていて、心が洗われます。
英国では、『クリスマスキャロル』を契機にクリスマスを祝うようになったと言われています。キリスト教徒でなくとも、クリスマスを祝い、隣人ばかりでなく、世界中の人々の幸せを願う祈りが続くようにと思いました。
「12月のクリスマスキャロル、年末の第九、新年のニューイヤーコンサートなど季節に相応しい感動がありますね」と返信した所で、日々の慌ただしさやコロナ禍で、自分はもう何年も演劇やコンサートに出掛けていないことに気づきました。
演劇といえば、私は蜷川幸雄さんの大ファンで、1998年から彩の国さいたま劇場で、蜷川演出でのシェイクスピアの37戯曲全てを上演するという素晴らしい企画(蜷川演出では32作品までとなった)があり、心を揺さぶられる感動を味わいました。また、思いがけず、娘がNY に赴任することになり、ミュージカルやオペラを楽しむことが出来ました。
しかし、人生とは本当に山あり谷ありです。
その後は、青天の霹靂とも言える様々なことが起こり、心はすっかり疲れ果てて。。
素晴らしい感動や感謝の日々が在った事も忘れていました。
友人が気づかせてくれた『クリスマス』の意味を大切に、諦め、不安、憤りなど負の感情を捨てて、優しい気持ちで年末を迎えたいと思いました。
何より、世界中でとりわけ平和な日本に生きていることに感謝しなければなりません。
娘が小さい頃、映画やディズニービデオで見た『クリスマスキャロル』は、守銭奴で冷酷、嫌われ者の主人公スクルージが映像によってデフォルメされていたことから、今も強烈な印象があります。家に残っていた、岩波少年文庫を読んでみると、少年文庫?むしろ、この物語は家族や他人への愛を忘れた大人の為の物語でした。
産業革命後の英国で、貧困極まる社会背景ですが、クリスマスを祝い、明るく生きようとする人々の健気な姿が描かれていて、心が洗われます。
英国では、『クリスマスキャロル』を契機にクリスマスを祝うようになったと言われています。キリスト教徒でなくとも、クリスマスを祝い、隣人ばかりでなく、世界中の人々の幸せを願う祈りが続くようにと思いました。
「12月のクリスマスキャロル、年末の第九、新年のニューイヤーコンサートなど季節に相応しい感動がありますね」と返信した所で、日々の慌ただしさやコロナ禍で、自分はもう何年も演劇やコンサートに出掛けていないことに気づきました。
演劇といえば、私は蜷川幸雄さんの大ファンで、1998年から彩の国さいたま劇場で、蜷川演出でのシェイクスピアの37戯曲全てを上演するという素晴らしい企画(蜷川演出では32作品までとなった)があり、心を揺さぶられる感動を味わいました。また、思いがけず、娘がNY に赴任することになり、ミュージカルやオペラを楽しむことが出来ました。
しかし、人生とは本当に山あり谷ありです。
その後は、青天の霹靂とも言える様々なことが起こり、心はすっかり疲れ果てて。。
素晴らしい感動や感謝の日々が在った事も忘れていました。
友人が気づかせてくれた『クリスマス』の意味を大切に、諦め、不安、憤りなど負の感情を捨てて、優しい気持ちで年末を迎えたいと思いました。
何より、世界中でとりわけ平和な日本に生きていることに感謝しなければなりません。