今週の風の詩
第3928号 わくわく皇居ラン(2024.5.26)
わくわく皇居ラン
ダリア(ペンネーム)
運動不足解消のためにしぶしぶ始めたジョギングが、いつしか生活の一部になり、今では「皇居周回ラン」が練習コースのひとつになっています。
仕事が引けた後、まずは近くのランニングステーションに荷物を預け、ウエアに着替えます。千鳥ヶ淵公園から時計回りと逆方向にスタートし、国立劇場などの建物を右手に見ながら、風を切ってびゅんびゅん駆け下ります。旅行客らしき人が、ススマホを片手にたむろしている桜田門周辺を過ぎてからは、フラットなコースになり、ビルドアップに最適です。体が温まり調子よく走っていると、不思議なことに仕事の悩みや人間関係のごちゃごちゃも、なんとかなるさと思えてきます。
たのしく駆けるのもつかの間、そうこうしていくうち坂が待っています。ここがキツイ。急に足が重くなりましたが、見栄っ張りの私は何食わぬ顔をつくりつつ足を進めます。やっとこさで上り終え、木々の間を通って周回ラストが近づいてくると気もちがラクになり、あっという間に1周を約35分で走り終えました。
皇居ランの一番の魅力は何といってもノンストップで1周約5キロを走れることです。警備の恩恵にもあずかれますので、ひとりでも安心です。皇居周囲のどこから走り始めてもいいので、その日の予定でアレンジできるのもうれしい。
私はたいてい3周走りますが、体調がよければもっと距離を伸ばしてみようかな。そしてもうちょっと頑張れば、フルマラソンの大会にも出られるかな。
先ほどお風呂上りにふくらはぎを触ってみたら、ぷよぷよだった足が少し引き締まっていました。うわっ!これって筋肉?肉体が改造されつつあるってことかしら。仕事帰りにパパっとしたくをして足を踏みだせば、頭がリセットされ、気分が上向きになって体力もつく。
うつくしい景色を横目に、ひとりで走っても全く退屈しないわくわく皇居ラン。おすすめです。