第 3813 号2022.03.13
「コロナ禍で自粛中」
岡野 恵子
コロナ禍で自粛中。それは誰にも遠慮せず自分らしく過ごせる時間となった。 二年前に見送った母の荷物を片付けながら自分に着られそうなものを引っぱり 出す。年頃とは有難いもの何でも着られることを発見。古くなったり薄くなった くつ下は両手にはめ、片方だけ少し水に濡らす。これで階段の拭き掃除をすると 手軽で安全、角々まできれいにできる。色の褪せたカーテンやカバー類は洗濯し てから使い易いサイズに切り分け使い捨て布にする。油汚れした鍋や皿をさっと 一なぜしてから洗えばエコになる。 次に夏中草ぼうぼうだった空地の一角に自分用の小さな畑を作ることにした。 先日テレビで視た方法を実験したくなったのだ。手始めに小松菜とえんどう豆を 50センチ×2畝ずつ播いてみる。なぜか会議用のネームプレートがあったので牛 乳パックで作った札に名前を書いて畑に置いた。これで小松菜課長と遠藤部長の お出ましを待つばかりである。 最後は、友人宅にキラキラのステンドグラスがあったのを思い出し、母の大事 なコレクションだった切り子のグラスや水差しを東側の窓辺に並べると、ルネラ リック美術館には及ばないが、我が家流窓ガラス美術館の出来上がり。晴天の午 前中だけキラキラが楽しめる。とまあ、安上がりこの上なしの楽しみ方はまだま だ、わんさかでてきそう。