第 3801 号2021.12.19
「コロナ禍の思い出」
まこりん (ペンネーム)
三年半前に引っ越しをしてからラジカセでラジオを頻繁に聴くようになった。地 理的な理由からか以前よりクリアに音声が聴き取れるし、ラジオなら聴きながら 拭き掃除や料理もでき、家事もはかどるからだ。最初は聴くだけだったが、試し にメールを出してみようとダメ元で出したら、地元で有名なパーソナリティの方 に読んでいただくことができ、舞い上がるように嬉しかった。次にプレゼントに 応募したら当選。そして迷った挙句、思い切って、「電話でおしゃべりするコーナ ー」に応募。するとその日がたまたま誕生日だったせいか、なんと出演希望のメ ールを出した一時間後に出演依頼の電話があった。え、本当にラジオで話すこと になるなんて。正直、冗談半分で出したので、待っている一時間の間、心臓はド キドキ。コロナ禍で最近あまり人と話したことがなかった私は、「あ、あ~」と謎 の発声練習をしてみたり、恐怖の? 一時間を過ごすこととなった。いざ始まっ てみれば、プロの方々の話術に乗せられて、あっという間の10分間。何より嬉 しかったのは、パーソナリティの方々が、『ハッピーバースデー』を名前入りで歌 ってくださったこと。今年の私は、ラジオに始まりラジオで終わったという感じ だ。15年もののラジカセよ、どうか来年もよろしくね。