第 3779 号2021.7.18
「着いた所は...」
イバラッキー(ペンネーム)
私は東北新幹線を利用して通勤している。 つい先日、木曜日、金曜日と連続で最終(在来線に連絡する)の新幹線に乗る ことになった。木曜日、電光掲示板で東京駅22:16発を確認し20番線へ。 新幹線に乗車し小山で下車、在来線に乗継いで無事帰宅した。 そして金曜日、東京駅22:1Xまで見たところで前日と同じと判断し20番線へ。 ホーム上の乗客数は前日と比べて変わりなく、いつもどおりだった。 列車は東京駅を発車、上野、大宮に順次停車、次は小山だ。 そろそろ社内アナウンスがある時刻だ。 ところが列車は減速する様子もなく走り続けている。 「ヒュン」一瞬ホームの明かりが見えた、小山駅を通過した。 しまった!各駅停車ではない新幹線に乗車してしまったようだ。 こうなったら仕方がない、次の宇都宮で下車しよう。 そろそろ宇都宮だが、列車は減速するどころか加速している。 「ヒュン」宇都宮を通過したようだ。 宇都宮に停車しないなど有り得ない、どう考えてもおかしい。 もしかしたら「新幹線ジャック」されたのかも などと勝手に思いを馳せていると前から車掌が歩いてくる。 「宇都宮も止まらないなんて、この列車おかしくないですか?」 と聞きたいところであるが、もし違っていたらと思うと聞くに聞けずにいたが 車掌の様子を見る限り普段と変わりなく、ジャックの件は無さそうだ。 それからどのくらいたったのだろうか。 大宮を出てから初めての社内アナウンスが流れてきた。 「ながらくのご乗車ありがとうございました、終点の仙台です」 ガーン!!!!! そうです、金曜日限定で走行している大宮から仙台までノンストップの 新幹線に乗っていたのです。当然、戻る列車は無くホテル泊である。 ホテル代8、000円に加え、乗り越し料金16,000円 しめて24,000円余りを支払う羽目に。 来たくもなかった仙台で、高価な「萩の月」を買って帰ったのでした。 最後に一句 「慣れた道 念には念の 再確認」 皆様も、乗り越しには十分お気を付けください。