第 3695 号2019.11.17
「 携帯かスマホか 」
ゆりのき のき(ペンネーム)
携帯電話機のサービス終了するという案内が届いた。スマホに変えるなら、お得なサービスがあるという。早速、ネット検索。
お得なスマホと入れてみる。私がお答えしますと、ずらっと並んだ答えの中から、分かりやすそう項目を選ぶ。どんなタイプをお探しですか。と、タイプ別メーカー別の価格表が出た。すぐ閉じる。表の言葉が分からない。モバイル、シム、ギガ、MNP、ライン、Sだ・Mだ・気が狂う。
案内を何度も見直す。何を言っているのだ。サービス終了ということは、壊れなければ使えるのか。初めてスマホなら、最初の年だけ利用料は半額、通話料別途とある。通話料は3分ならいくらなのか。固定電話は、昔、市内通話で3分10円だった。固定にかけても他社のスマホにかけても、料金は同じか。今時は請求書も来ない。分からないことばかりだ。
子供たちは、スマホがいいという。小学生の孫もスマホが欲しいと言っていた。時代だから、スマホにしようかと思ったり、もう使わないから、要らないと思ったり・・・。
すると、チラシをみた夫が、キッズケータイでいいという。お子様ランチは大人は頼めないが、ケータイはどうだろう。
そもそも、日頃、パソコンや、電子機器は、人を壊し、世界を滅ぼすと罵っている夫が、何故、携帯もスマホも要らないときっぱり言わないのか、腹が立つ。
案内には、他社から移行するなら、無料の機器があるという。何事ぞ。訳が分からない。長年の付き合いのある人にこそ、便宜を図るべきではないのか。信用第一、義理と人情の誠実な日本人の心は何処へ行った。節操が無い。いつもは鼻先で笑って聞いている、夫のたわごとを並べ立て、くらくらする頭を鎮め、チラシの問合せ電話番号に、固定電話から電話する。
日本語で、通じあえるだろうか。