第 3663 号2019.04.07
「 エプロンたのし 」
秋山真弓(神奈川県)
小さなどもが生まれてからのどたばたな毎日。
今まで好んで着ていたふわりとしたチュニックやワンピースは裾の長さが邪魔に感じ、徐々にシャツにジーパンとシンプルな恰好になってきた。しかし洗い物や洗濯、掃除と家事を進める時にどうも心許ない。
ああ、そうだエプロンだ!と久しぶりにクローゼットの奥深くにしまっていたエプロンをいくつか引っ張り出した。
肩ひもで結ぶもの、ギャルソン風の巻きスカート、割烹着風のかぶるタイプ、色んなタイプを交互に着ている内にだんだんと今の好みが分かってきた。
服との組み合わせを考えるのも、ネットで素敵なエプロンを探すのも、自分好みの生地で作ってみたいパターンを考えるのも、エプロンの事を考えているひと時ってなんて楽しいんだろう!
ささやかなときめきをくれるエプロン。紐をキュッっと締める瞬間に「さあ今日も頑張ってね」とエールをくれる心強い相棒にもなってきている。
さあ今日もどたばたが始まる。