第 3583 号2017.09.24
「 娘の思いを胸に 」
幸せな母(ペンネーム)
夫から独立することを決意した。
子供の人生の門出にはたくさん関わってきたが、自分の事となると、結婚以来だろうか。不安はもちろんあるが、新しい生活への希望を抱く自分がいることも確かだ。子供を産んだ女は強い。
きっとこういうことなのだろう。
独立するにあたりわたしにはまず仕事が必要になる。一体何ができるのだろう?わたしにはどんな力があるのだろう?四半世紀ぶりの就職活動。年月というものは自分を強くするもので、面接ではとりあえず何でも聞く。希望は伝える。おばちゃんパワー炸裂なり。
そして就職内定。一か月の試用期間を経て、正社員の道を歩めるかもしれない。
娘は喜んでくれるのか、親子のふれあう時間が短くなるのでさみしく感じるのか、そんなことを考えながらわたしの就職について聞いてみた。
「からだを壊さないよう気を付けて頑張ってほしい」
親が想っているより娘は随分と成長していた。
まずは健康な心、健康な身体あっての仕事、娘の思いを胸に無理せず頑張ってみようと思う。