第 3252 号2011.05.22
「 幸せを感じる時 」
しろつめくさ(匿名)
五月下旬のことです。庭に植えたミントの葉の上に、二種類のテントウムシを見つけました。
一つは背中に点が二つある二つ星テントウ。もう一つは背中の模様が黒色と黄色の市松模様になっており初めて見るテントウムシでした。この二匹がお日様の下でキラキラ輝いていました。
テントウムシがこんなに美しいとは今まで気がつきませんでした。
可愛い姿に見惚れながら、花々にシャワーで散水を始めたら、シャワーの先に美しい虹が現れました。
キラキラ輝く二匹のテントウムシの上方にアーチを描く七色の虹。
肌にあたる風も心地よく、静かな時間でした。
日常よくあることかもしれませんが、何でもないこういう時が本当に幸せだと感じました。
若い時は忙しさに紛れ気付かなかった大切なものが、歳を重ねるにしたがって、少しづつ視えてきたような気がします。
昔は見ていただけ、今は体力的な視力こそ衰えてきましたが、よく視えるようになりました。