第 3143 号2009.04.19
「 虹 」
雪牡丹(品川区)
のどかな春の日
巣立ちを迎えた鳥の子が
天上に架かる 七色の橋を見て
虹は 何故あんなに光り輝くのかと尋ねた
黒真珠の目をした小鳥に 虹は笑って答えた
空が青く
陽は優しく
夜は静かに
星は温かく
ただ そこに空があることが幸せで
素直に微笑むことの出来ること
涙を頬に流せること
守るべきものがあること
幸せを 幸せと思うことの出来ることが 本当に幸せだから
今日ここで この日のために
心一杯 歌を捧げたいのです
あなたの歌、とってもきれい
虹の歌に 鳥は羽をふるわせて空を仰いだ
ある晴れた日、優しい光の中で見上げた空に
ふと七色の橋を見つけました
無性に嬉しくなった私の耳に
こんな歌が 聞えてきた気がしたのです