第 3049 号2007.07.01
「 夫からの自立の旅 」
高橋 幸子(東京都日野市)
石垣島~気のおけない友人達との女3人旅
結婚以来、旅といえば、いつも夫と一緒でした。
だって、それが1番ラクチンなんです。
お腹すいた~あっちが見たい~このお店にはいるぅ
もういやだ~眠い~疲れたぁ~おんぶぅ~ウソウソ
夫との旅は文字通りおんぶに抱っこなのです。
そんな私を冷ややかに見ていた友人達。
「あなたは大人の女とかいってカッコつけてるけど
一人で出来るのは映画観たりランチやお茶だけじゃないの」
気の置けない友人達の言う事は容赦がない。
悔しいけれど仰せの通りです、トホホ。
思い切ってってヌクヌクとした彼の羽の下から飛び出しました。
風邪を引くかと思ったら、メチャクチャ楽しかった。
しゃべって、食べて笑って~泳いで、しゃべって笑って・・
ため息が出るほど美しいエメラルド色の海と
どこまでも続く白砂のビーチ。
島中にブーゲンビリヤやハイビスカスが咲き乱れる。
沖縄の原風景の残る竹富島。
マングローブをゆく冒険気分の西表島。
のんびりと時が流れる島の休日。
4日間のウキウキワクワクリゾート満喫でした。
ウチに帰って、夫に留守番の感想を聞きました。
「寂しかった・・一人では長生きできないな・・」
あ、今度は彼に自立して貰わなくちゃ。