第 3035 号2007.03.25
「 さくら、さくら・・・ 」
ムーミンママ(ペンネーム)
日本人の桜好きの例に漏れず、私も大の桜好きです。桜は花が咲き始めると「あら、こんなところにも桜があったのね」とびっくりする事が多いものです。霞か雲かと歌われるように、淡い桜色は、ボーとした色ながら華やかな雰囲気があり、存在感があります。特に月明かりに浮かぶ華やかな桜は夜目にもはっきりと自己主張しています。
この季節になると、毎年2、3箇所花見に出掛けているのですが、今年は何処が良いのかしらと頭を悩ましながらもそれを探すのが私の楽しみです。有名な桜ももちろんみたいのですが、人があまり知らない所を見つけて、一緒に行った友人に「ねー、素敵でしょう!!」と言うのが嬉しくて、日ごろから新聞、テレビ、様々な雑誌や、駅に置いてあるリーフレットその他、桜の記事は逃さずチェックしています。
ちょうど盛りにドンピシャで大喜びした、弘前城、角館、高遠、秩父の清雲寺。折角行ったのに、すでに終わっていた、三春の滝桜。まだ、咲いていなかった根尾谷の薄墨桜。ローカル線の線路に懸かるように咲く桜等々・・・。
でも、一番印象に残っているのは長男の小学校入学時の桜です。校庭の周にぐるりと植えられていた桜の花びらが通学路(当時はまだ舗装されていない、土の細い路地でした)一面に散ってさながら花の絨毯の上を、そして桜吹雪が舞う中を、小学校に入る喜びとともに少々不安げでもあった子供の手を引いて行ったのを今も覚えています。その桜の木は、校庭改築の時かなり切られてしまいました。
吉野の千本桜が山の下から上まで桜が咲いていく様を何日かかっても良いから、ゆっくり追いかけて過ごすという贅沢が出来たら・・・
というのが今の夢です。