第 3014 号2006.10.29
「 お疲れさま、有難う!! 」
ペコ・マリ姫(ペンネーム)
このところ、私、愛猫を相手にひとり言が増えていた。
朝寝、昼寝ができなくなるネェ~
友達とのランチや長電話も、きっと減るナァ~
間食タイムにもチェックが入るのかナァ~
こまった、こまった…。
その訳は、八月末で夫が退職したからなのだ。
以前より世間や友人の情報により、定年後の夫婦のあり方を意識しはじめていたとはいえ、それから今日まで何と早く月日が過ぎたことか?あちゃ~という感じである。
―とはいえ、めでたくこの日を迎えられたことに深く感謝し、その夜は手料理をズラリと並べ、子供達とお祝い夕食会を開いた。
37年と5ヶ月間のお勤め、お疲れさま、本当に有難う!!
プレゼントを手渡した後に、息子がその品物を選んだ理由を言いはじめた途端、夫が泣いた。
つられて私も胸が詰まった…
娘はしきりにカメラのシャッターを押している。
夫は読書、映画鑑賞、飛行機のプラモデル作成、外出好き…と趣味も多く、幸い老後タイムを心配することもなさそうだ。
こりゃ私の方がボヤボヤしていられないナアーを又ひとり言。
愛猫が「ウニャ~」と返事をしてくれた。