第 2997 号2006.07.02
「 時には、小休止しましょう 」
大野 玲子(横浜市)
ある日、突然左目に何かもやもやしたものがよこぎった。
気のせいかな、と思ったが、翌日もその黒い糸状のものは、浮かびは消えた。これは、大変!と眼科にとびこむと「飛蚊症」との診断がくだされた。先生いわく「これは、老化現象でつける薬は、ありません」
ショック!だった。
時を同じくして、食卓ががたつきだした。「無理もないなー」結婚して16年。その間3度の引越しで、東へ西へとトラックに揺られ私たちと行動をともにした。家族4人の食の場であり、子供たちの勉強机となり、時には卓球台と化した。私は私で、バンバンとパン生地をたたきつけ、毎日のアイロン台としても重宝していた。
わが身と食卓が重なり、ちょっぴり不憫に思った。
聞けば「家具の病院」があるという。病院にいこうね!その前に・・・と久々に気持ちと力をこめて家具磨きで手入をした。
「ああ、人間もモノも同じなのだ。時にはちょっと小休止して深呼吸、エネルギーを補給しなくちゃ・・・」
これからもお付き合いよろしく!心の中でそっとつぶやいた。
私も食卓もまだまだ現役です。